下面発酵って何!?これを知ったらクラフトビールがもっと楽しくなる!

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3point

  • ビールは大きく分けて上面発酵と下面発酵のたった2種類しかない
  • 世界のビールの9割が下面発酵でできており、タイプは「ラガー」
  • 爽やかでキレが良くてゴクゴク飲めるのが特徴

 

こんにちは!
皆さんはビールの種類は大きく分けて、上面発酵と下面発酵のたった2つ(正確には自然発酵を加えて3つ)しかないとご存知でしたか?
ビールは酵母がムギの発酵を促しアルコールができる手助けをしているのですが、その発酵がタンクの上面でされているのか下面でされているのかで種類が変わってくるのです。
今回はすっきりしていて爽やかな喉ごしが特徴の下面発酵によってできるビールについてご紹介します!

 

上面発酵に関しての記事はこちら↓

 

下面発酵の特徴

下面発酵酵母を使用し、低温(6~15℃)で発酵を行います。
発酵が終わると酵母がタンクの底に沈降するのでこの名が付けられています。
「低温」という環境が必要であったため19世紀に冷凍機が発明される以前は冬のチェコやドイツなどの寒い地域でしか造れなかったのですが冷凍機が発明されて以降、世界的に主流となっているのはこのタイプのビールです。
また、上面発酵は比較的短期間で発酵を終えるのですが、下面発酵は時間をかけてゆっくりと発酵させるといった特徴があります。

 

下面発酵で作られるのは「ラガービール」

エールとラガー

作成:NONDA!

下面発酵で作られるビールは大きく分類するとラガーと呼ばれています。
前述の通り、下面発酵は冬のチェコやドイツでゆっくり時間をかけて発酵させており、そのことが由来でドイツ語の貯蔵するという意味の「lagern」から「ラガー」と呼ばれるようになりました。。
今では世界で作られている約9割がこのタイプのビールで私たちが普段飲んでいる大手ビールメーカーのビールはラガータイプです。
キリンラガービール、サッポロラガービールなど商品名にもなっています。
よくCM等で見かけるようにキレや喉ごしがよくゴクゴク飲めるというのが特徴です。
ラガービールは低い温度で発酵させるので酵母からフルーティーな香りを造り出すエステルがあまり生成されないというのが理由であっさりした味わいを造ることができるようです。
また、飲み頃の温度は4℃〜8℃ぐらいに冷やして飲むのが一番美味しいとされています。

 

ラガービールの種類とビールの銘柄

ラガーは更に細かく分類していくとピルスナーやメルツェン、デュンケルなどたくさんの種類に分類されます。
特にピルスナーはチェコのピルゼンという街で1842年に発明されて以降世界中で愛されているビールです。
日本でもピルスナータイプのビールがたくさん造られていて、北は北海道の小樽麦酒ピルスナーから始まり、東京の赤坂ビール、兵庫は明石海岸ビールピルスナー、南は宮崎の太陽のラガーなど北から南まで土地土地の味を楽しめます。
もちろんデュンケルやメルツェンなどのビールもおいしいビールがたくさんあります。

下の表に大まかにまとめましたのでご参照ください。
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自分の一番を見つける楽しみがある!

最近では国内外を問わず、本当にたくさんの種類のクラフトビールがあります。
それぞれによって味わいや飲み頃温度、合うおつまみ、はたまたシチュエーションまでも違ってきます。
NONDA!でたくさんの種類のビールの中からあなた好みの一杯を探すお手伝いができれば幸いです。
もう一つの「上面発酵」ビールについてはまた次回お話しいたします!

 

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