- ビールは大きく分けて上面発酵と下面発酵のたった2種類しかない
- 上面発酵で造られたビールのタイプは「エール」
- 高めの温度で味わって飲むのが特徴
こんにちは!
お酒をもっと美味しく健康に!がモットーのNONDA!です。
みんな大好き!ビールですが、ビールは発酵方法によって大きく3つに分類されています。
上面発酵酵母を使用し、やや高めの温度(20~25℃)で発酵を行う醸造法。
酵母が麦汁の表面(上面)に浮き上がっていくので、上面発酵と呼ばれている。
フルーティな味わいが特徴
下面発酵
下面発酵酵母を使用し、低温(6~15℃)で発酵を行います。
発酵が終わると酵母がタンクの底に沈降するので下面発酵と呼ばれています。
19世紀以降から主流となっている製法。
自然発酵
一般的なビールは醸造用に培養された酵母を使用しているが、自然発酵とはその名の通り、自然にまかせて発酵させる方法。
煮沸後、ホップを加えた麦汁を冷却し、自然界に生息する野生の酵母を根付かセル。
いわて蔵ビールなどでもこの製法が取られている。
私たちがよく飲んでいる大手ビールメーカーのビールは下面発酵という方法で造られています。
一方、香りが強くインパクのある味わいのビールが多いのは上面発酵という方法で造られています。
今回は上面発酵についての記事をお届けします。
下面発酵についての記事は↓
上面発酵の特徴
上面発酵酵母を使用し、やや高めの温度(15~20℃)で発酵を行います。
発酵中に酵母が浮上し、液面に酵母の層ができることからこの名前が付けられました。
冷凍機のなかった時代、古くはエジプトやメソポタミアなどの紀元前から上面発酵で常温で発酵したビールが造られていました。
イギリスでは現在でもこのタイプのビールが多く残っており、フルーティな香味とコクのある味が特徴です。
風味などを楽しむためあまり冷やさないで飲むのも下面発酵で作られるラガービールとの大きな違いです。
上面発酵で造られるのはエールビール
上面発酵で作られるビールは大きく分類するとエールと呼ばれています。
エールは、通常 15〜24℃で発酵し、この温度で酵母は大量のエステルおよび付随する風味と香りを生成します。
結果として「フルーティー」な味わいとなりラガーよりも甘みとコクのあるビールが出来上がります。
エールの語源ですが、ローマ時代にケルト人達が飲んでいたビールを「植物の搾り汁」を意味する言葉「アルー」または「エウル」と呼んでいました。
この言葉が今日の英語の「エール」の語源となっていると言われています。
エールビールの種類と銘柄
エール更に細かく分類するとペールエールやケルシュ、ポーターなどに分けられます。
この中でもスタウトは特にインパクトのある種類で、色は真っ黒、味は濃くてアルコール度数も高めです。
日本で一般的に言われている黒ビールはいわゆる下面発酵で作られたシュバルツタイプのもののことを指しています。
そのため上面発酵で作られるこのスタウトとは飲み頃温度から風味から全くの別物なのです。
詳しくはまた別の記事に記載します!
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自分の一番を見つける楽しみがある!
上面発酵のビールはぬるめの温度が最適温度と言われています。
お店などで出された時少し冷たいな、と感じた時には手でグラスを包んで少し温めてから飲むと風味なども変わってきて楽しいですよ!
ご自宅で飲む場合は冷蔵庫から取り出して少し時間を置いてから飲んでみて下さいね!
NONDA!で皆様の一番のビールを見つけるお手伝いができれば幸いです。
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