モヒートを徹底解剖!歴史や成り立ち、本場キューバのレシピもご紹介!!

今回も山梨県の北杜市からお届けいたします、Tatsuyaです。

スポンサーリンク

梅雨も早々とあけて夏が始まりましたね!

僕のお店「Night Market」は標高約1000mの場所にあります。夜は冷房なしでも過ごせますが日中は30度を超える日も多く、最近は毎日ぐったりとしています。店を閉めた後には冷たいお酒を飲んでゆっくりと過ごすのが何よりの楽しみです。

そして今くらいの季節にたまらなく飲みたくなってくるのが「モヒート」なんです。

ここ何年かですっかりと定着してきたモヒートですが、実際にお店に来る方の中には「モヒートって名前は知っているけど、ミント以外には何が入っているの?」という方も多く、意外と知られていない部分も多いように感じます。

そこで、今回はモヒートを詳しくご紹介してみたいと思います!

歴史や成り立ちなど詳しく知り、より深くモヒートを楽しんでいただければ幸いです!!

モヒートって??

Alexas_Fotos / Pixabay

モヒートはラム、ミント、ライム、砂糖などの甘味、ソーダを合わせて作るカクテル。

ラムの華やかな甘さとミントの爽やかな風味、ライムと砂糖の甘酸味が一体となった爽やかな飲み口が、暑い季節のクールダウンにピッタリのカクテルです。

10年くらい前では「モヒート???なんじゃそら?」というようなカクテルでしたが、007シリーズの「ダイ・アナザー・デイ」「マイアミバイス」などの映画に登場したり、メーカーなどの地道なキャンペーンが実を結んで、ここ数年で一気に知名度が上がってきています。

そのおかげで、バーに限らず居酒屋やレストラン、カフェなどでもモヒートを楽しめるようになってきました。さらには缶入りのモヒートやソーダを加えるだけでできる瓶入りのモヒートなどなど、自宅でも気軽に楽しめるほどの人気を得ています。ですが、やはり生のミントをたっぷりと使って作るモヒートが最高!!

そこで今回は本場キューバのレシピ、モヒートの歴史や逸話など様々な観点からモヒートを徹底解剖して、その魅力を存分にお伝えしていきたいと思います!

スポンサーリンク

モヒートのベースはラム酒

Greyerbaby / Pixabay

現在では様々なお酒をベースしてレシピも豊富なモヒートですが、正式なモヒートはラム酒をべースとしたカクテルです。

ラム酒はサトウキビから作る蒸留酒で、1700年代頃からカリブ海で発展していったお酒。スコットランドのスコッチウィスキーや、フランスのシャンパンなどのように生産地域を限定されていないため、世界中どこでも作られているお酒なのです。意外と知られていませんが、日本でも沖縄滋賀などに世界でも有名なラム酒の蒸留所があったりします。ラム酒は南極大陸以外のすべての大陸で造られていて、その数は40000種以上とも言われる、世界中で愛されているお酒です。

産みの親は海賊?モヒートが出来たのはいつ頃??

モヒートの歴史は意外と古く、1568年「リチャード・ドレイク」という人物が「モヒート」の前進となる「エル・ドラケ」というカクテルをキューバへ伝えた、という説が有力となっています。

実に約450年前には似たようなカクテルが飲まれていたとは驚きです!!

そしてこの「リチャード・ドレイク」なんと海賊!!

さらに「エル・ドラケ」というのは、「リチャード・ドレイク」のボスである海賊「フランシス・ドレイク」に由来しています。

「エル・ドラケ」には悪魔やドラゴンといったような「恐るべきモノ」というような意味があり、実際に彼は恐ろしい海賊として名を馳せていて「エル・ドラケ」の通称で呼ばれていたそう。

まさしく映画や漫画のような話です。笑

sik-life / Pixabay

誰が呼んだか「エル・ドラケ」、それがカクテルとなり現在のモヒートとなって現代に伝わっているのです。

当時はラム酒ではなく「アグアルディエンテという、ラムに似たもっと荒いお酒をベースにしていたそうです。ちなみにアグアルディエンテは現在でもコロンビアの国民酒をして人気を誇っています。ラムを製造段階の途中で切り上げたようなお酒で、サトウキビの風味が特徴的なお酒です。

youleks / Pixabay

その後「エル・ドラケ」19世紀後半にベースの酒を現在でも有名な「バカルディラム」に切り替えて作られるようになりました。

1920年代にはキューバの国民的カクテルとして広まっていき、キューバ国内で爆発的な人気を得るようになります。

1959年キューバ革命により「バカルディ社」は資産を没収されたためキューバ国外へ亡命、その後は「ハバナクラブ」というキューバ産のラムを用いてモヒートを作るのが主流となります。そしてそれは現在でも続いており、モヒートを作るなら「ハバナクラブ」というのが本場のスタイルなのです。

Anestiev / Pixabay

 

モヒートという名前の由来は???

mohamed_hassan / Pixabay

モヒートという名前の由来には2つの説があります。

カナリア諸島で生まれたピリ辛の調味料「mojo Sauce(モホソース)」モホから取ったという説。

もう一つはアフリカの言葉で「魔法をかける」というような意味の「Mojo(モジョ)」からという説。

個人的には後者であってほしいですね。暑い時に飲むモヒートは魔法にかかったような美味しさがありますから。

スポンサーリンク

ヘミングウェイとモヒート

BarbeeAnne / Pixabay

世界的に有名な文豪「アーネスト・ヘミングウェイ」は一時期キューバに住んでおり、キューバ産の葉巻やお酒、そしてカクテルを愛したそうです。

1940年代頃、現在でもハバナの旧市街でモヒートの名店として有名な「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」に通い詰め、ここのモヒートを愛飲していたと言われています。同店には「わがダイキリはフロリディータにて、わがモヒートはボデギータにて」というヘミングウェイの言葉を記したプレート掲げられており、そんな言葉を残すほどにこの店のモヒートを愛していたそうです。

「ラ・フロリディータ」はボデギータを同じくハバナ旧市街に現存する、「ダイキリ」というカクテルで有名なバー。ちなみにヘミングウェイが愛したダイキリは「パパ・ダイキリ」と呼ばれ、通常のレシピとは違ったパンチの効いたカクテルです。その話はまた別の機会にでも。。

モヒートを広めた人物の1人には、こんな歴史的な人物がいたのですね。

正式なレシピ

RC77 / Pixabay

というわけで、古くからモヒートを作り続けきて現在でも店に行くとモヒート以外の酒は出ないと言われるほどの「ラ・ボデギータ・デル・メディオ」レシピがモヒートの「正式レシピ」と言っても良いのではないでしょうか?

いろいろなお酒が簡単に手に入る現代ではモヒートにも様々なバリエーションがあっていいと思いますが、一応クラシックなレシピとして一度は飲んでおきたいのが「ラ・ボデギータ」のスタイルです。とはいえキューバまで行くのはとても大変!

ですが、そんなに難しいことはありません。レシピを知れば家でも「ラ・ボデギータ」のスタイルを再現出来てしまいます。当然まったく同じという訳にはいきませんが、かなり近いモノができるのではないでしょうか。

そこで正式な「ラ・ボデギータ」のレシピをご紹介!!是非自宅でも本場スタイルのモヒートを楽しんでみて下さいね!!

 

モヒート(ラ・ボデギータ・デル・メディオ スタイル)

・ハバナクラブ3年 45ml

・ライムジュース 15ml(ライム1/2~)

・砂糖 小さじ1.5

・ガス入り水 90ml

・イエルバブエナ 適量

 

1.大ぶりのグラスにライムを絞る

2.砂糖を加える

3.イエルバブエナを茎のままたっぷりと加える

4.ガス入り水を加える

5.棒などでミントを良く潰す

6.ラム酒(ハバナクラブ3年)を注ぐ

7.氷を加え、ストローを差す

 

以上が「ラ・ボデギータ」のレシピです。いくつか補足をします。

ラムは「ハバナクラブ  3年」です。これは本場のレシピで作るならば欠かせないポイント。すこし喉に引っかかるようなドライな飲み口のラムです。

ライムは熟し具合にもよりますが、だいたい半分位を絞ればちょうどいい量がとれると思います。

砂糖はきび砂糖などの味の濃いモノがよく合うように思います。

日本のバーなどでは普通の炭酸水を用いますが、「ラ・ボデギータ」ではペリエのような炭酸水というよりはガス入りの水のようなものを用いています。

そして最大のポイントでもあるのが「イエルバ・ブエナ」です。イエルバブエナは本場のモヒートに欠かせないハーブの事。直訳すると「よい草」というような意味を持っており、様々なイエルバブエナがキューバにはあるそうです。

モヒートに用いる「イエルバ・ブエナ」は、スペアミントとパイナップルミントの配合種のミントを差します。青っぽい香りが強く、ワイルドな風味が特徴的です。

流通は少なく、ごく稀にネットなどで買うこともできますが苗は比較的手に入りやすいです。本場の味を楽しむならば、是非手に入れてみて下さい!

user1496066589 / Pixabay

さて、読まれている方には「カクテルを作ったことがあるよ」という方もいるかもしれません。そんな方にはこの作り方に少し違和感を覚える方もいるのではないでしょうか?

「炭酸水を先に入れてからミントを潰せば、炭酸のガスが抜けてしまい気の抜けた味になるだろう。」

という心配をするのではないでしょうか?

もしバーでの勤務経験があれば、「ミントの茎はエグ味がでるからとるように」と教えられた事がある方もいるかもしれません。

たしかにその通りです。

ですが、「ラ・ボデギータ」ではそんなことはお構いなしです。面白いくらいワイルドにモヒートを作ります。

この辺の動画はYOUTUBEなどでもたくさんみることができるので、興味がある方はチェックしてみて下さい!!

そしてこのレシピで作るモヒートが、1番美味しいと僕は思います。是非試してみてくだいね!

 

家飲み用 簡単アレンジレシピ

Couleur / Pixabay

とはいえ、「いろいろ用意するのがめんどくさい、特にイエルバ・ブエナってなんだよ。。」

という方も多いのではないでしょうか?

ですが大丈夫、モヒートは懐の深いカクテル、そして別に法律でレシピが決められているわけではありません。自分なりにいくらでもアレンジが可能です。

ここでは家飲み用の簡単アレンジレシピ、フルーツを加えたアレンジモヒートなどのレシピをご紹介いたします。

 

モヒート(簡単アレンジ)

・お好みのラム酒

特になければ1000円前後のモノでいいと思いますが、ハバナクラブ3年も値段はこれくらいです。少しドライなタイプなので、好みによって甘さが効いたラムに変更してもいいと思います。

・ライム、なければレモン

ライムの方がキリッとした味に仕上がりますが、レモンでもオッケーです。レモンの場合は酸味が強くなるので、お好みで量を調整してみてください。

・ミント(スペアミント、もしくはペパーミント)

イエルバ・ブエナはバーでも取り扱いがない場合があります。その場合はスペアミントやペパーミントで代用する場合がほとんどです。個人的にはスペアミントの方が爽やかでバランスよく仕上がるのではと思います。ペパーミントの方がミントの香りが強く出ます。お好みの方を選んでください。

・炭酸

炭酸はコンビニなどで手に入るものでOK。ですが、純粋な炭酸を選んでください。味がついているようなのはあまりおすすめしません。

・砂糖

お好みで上白糖でもグラニューでもOK。家にある砂糖で十分です。シロップを選ぶ場合はピュアなサトウキビシロップがおススメです。ガムシロップやメープルシロップなどはあまり合わないのでおススメしません。

作り方

1.450ml程度のグラスにラムをお好みの量注ぐ。

30~45ml程度がおすすめ。弱めの方には15~20ml程度。

2.ライム、もしくはレモンを絞る。

砂糖で甘みの調整ができるので思い切って絞りましょう。だいたい1/2程度がおススメです。

3.砂糖を加え、ソーダを少し加える。

砂糖の場合はよく溶かしながら、シロップはよく混ぜる。少し加えたソーダで砂糖を溶かします。自分好みの甘みと酸味のバランスを見つけてみましょう。

4.ミントを加えてよく潰す。

ここで1度味見を。好みでラムや酸味、甘味を調整しましょう。

5.氷を加え、ソーダを注ぐ。

氷はグラスのフチまでたっぷりと。ソーダは適度に。

完成!!

 

フルーツを入れる場合

Couleur / Pixabay

上記のレシピに、例えば桃やカットしたパイナプルを加えるなど、旬のフルーツを加えたレシピもおススメです。

フルーティーでさっぱりとしたフルーツモヒート」は誰でも飲める美味しいカクテル!フルーツの甘みがあるので、砂糖の量や酸味の量で味を調整してみましょう!

フルーツが入るため全体的な量が増えるので、グラスの容量を大きくするか、もしくは全体的な量を少なくしてみてください。

フルーツは今の時期だとマンゴー、キウイ、パイナップル、桃、スイカなどがおススメです。

どのフルーツもミントと同じタイミングで加え、よく潰してしっかりと混ぜてください。

 

まとめ

paulsteuber / Pixabay

いかがでしたか?

歴史から知ると、また違った楽しみ方ができるのではないでしょうか?

最近ではすっかりと定番となってきた「モヒート」ですが、これを参考に本場キューバの味を楽しんでみてはいかがでしょうか??バーテンダーによっても作り方は様々なので、いろんなお店のモヒートを飲み比べてみるのも楽しいですよ!!

今年の夏は暑くなりそうです。モヒートをたっぷり飲んで、暑い夏を乗り切りましょう!!

スポンサーリンク